実は若い頃読んだ「ノルウェイの森」
その頃の精神性とかなりのギャップがあったためその後の小説は読まずに来ました。
なぜならその頃の私は村上龍が好きで、破壊的なほどにパワフルな物語が好きだったから。
(その後の春樹との出会いはまたの機会に。)

映画「ノルウェイの森」観てきました。
八方美人で煮え切らない、いらっとする男の子。「ワタナベ」
死に取り憑かれた女の子。「直子」
透き通った女の子。「みどり」
boy meets girlは突然起こる訳ではなかったり、突然起こったり。
あらすじはどこかで読んでね♡
なんといっても松山ケンイチがいい。
これほどまでに「ワタナベ」を演じれる人が他にいただろうか?
読んだ当時にイラっとした私はどこ?
こんなに魅力的だったんだね〜。
雪の中のはにかんだ表情にはやられた。
朴訥な喋り方。
愛に対する不真面目な誠実さ。
惚れるし、弄んでやりたくなる「みどり」の気持ちがよくわかる。

映像の美しさと、俳優陣のナイスキャスティングは、もう多くは語るまい。
春樹の謎と、重層化された物語はじんわりと心の深層までしみ込む。
こんな気持ちになるような恋愛を経験したかしら?
知っていれば人生が変わっただろうか。
でも、知らなかったかもしれない私は、その頃若輩者だった私を愛していたりする。

ぜひ大きいTVじゃなくて絶対映画館で観てほしい。
しかも、1人で。がおすすめ。

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